

大般若は来ないかん。昔は青年団の祭り。中央の人とか、挨拶するんだ。おっさんの声が大きいでな。出店も出ていた。
大般若は虫供養だと思うんだ。蚕をおばあさんになったところを殺してしまうんやでね。
1の部屋 言葉 琵琶湖

1の部屋では、琵琶湖の水が来ていたの古老の言葉から生まれた作品です。
藤原正身さん(当時104歳)のインタビューがもとになっています。
「国見峠の山にある石も川石なんだ。山の石が割れて、かどかどの石ではない。水で擦れてまるうなった石が多い。琵琶湖の水が国見峠を超えて、こっちへ来ておったんじゃ。
長浜近辺から伊吹山を見てみな。伊吹山が低う見えるに。土地が高いんじゃ。もっともっと高かったんじゃ。琵琶湖の水がいくらでも来れた。
ここらへんは、美束の泥が多い。赤土でも、美束の砂がはいっている。ここらへんは固い。石ばっか。いざっていったので、所によっては瀬になったところと、瀬じゃなくて、まきとになったところは砂ばかり。こっち入ってくる道路は砂ばかり。ここらはちょこっと掘ったら石ばかり。瀬になったとったんだ。小宮神の土地は、水がいざったときにできた土地だ。人間がすんでない時代かはわからん。」
B29

B29がなんで、ここを通るのかというとね、琵琶湖の上でね編隊組んでね名古屋へ向かう。湖の上で組めばね、下から攻撃受けせん。いつも、あの山の向こうに行くのを数えとった。1機、2機と。したらね、100機ぐらいようきたよ。名古屋空爆の時。いっきに名古屋、焼いちゃったんだな。琵琶湖の上でB29が編隊を組む。いつも、来るのを数えていた。それがようけ来て編隊組んで、いっきに名古屋焼いちゃったんだな。

琵琶湖

湖にかかる橋の橋脚はさらに深い。